エコ印刷・特殊印刷
エコロジー配慮型や人気のある印刷・加工は、 近年、使用頻度が増えています。 これらに共通するのは、「デザインが優れている」 「アイデアがおもしろい」 「適正な特殊(エコ)印刷・加工(または紙質)を選択している」といった点があげられます。
Number Nineではこれらの特殊技術を用い、組合せることで、まったく新しい表現を生み出し、 更なる販促効果を実現しています。
水なし印刷
水なし版表面のシリコンゴム層が従来の水あり版の湿し水に相当し、インキを反発します。湿し水には、H液(印刷がしやすくなる添加剤)やIPA(イソプロピルアルコール)といった環境によくない補助剤が混入されており、排水基準を大幅に上回る数値で発生します。「水なし印刷」ではこのような環境によくない物質を大幅に減らし、環境負荷を少なくすることができます。
FSC森林認証
FSCは違法伐採などで減りつつある世界中の森林を健全に保ち地球環境を守る森林認証制度の運営を行っています。生産された原料の木材やパルプから用紙等を製作し、印刷などの二次加工における加工・流通工程(COC認証)までの認証しているFSC認証紙を使う事により健全な森林育成、支援につながります。
ソイ(大豆)インキ
従来のインキは原油を使用していましたが、植物性油に変えることによって地中での分解が容易で、古紙から再生パルプにする際インキと紙を分離しやすく、石油の利用が減り、環境保護・資源保護に効果があります。この印刷に適した大豆油を原油としたインキが「SOY INK」による印刷です。
UV印刷
通常の印刷を行ったあとにUVインキという特殊なインキを上から刷って表面をコートします。グロスとマットタイプがあり、インキを厚く盛ることやラメ入り、縮みなど専用のインキも使用できます。下地の色や素材次第で、仕上がりのバリエーションも豊富に表現できます。
耐久性
★★★
耐光性
★
細かさ
★★
コスト
★★★
加工範囲
★★
疑似エッチング(Eプリント、リオトーン)
インキをのせた部分(凸部)がざらついた質感になり、金属にエッチングを施したような立体感のある仕上がりになります。折り加工などは難しく、細かな柄の表現にも注意が必要です。
耐久性
★
耐光性
★
細かさ
★
コスト
★
加工範囲
★★
バーコ印刷
熱によって膨らむ樹脂パウダーを印刷面に付着させ、熱を加えて盛り上げます。表面はつややかで、UV印刷と比べてやや凹凸気泡のある仕上がりになります。
耐久性
★★★
耐光性
★★
細かさ
★★
コスト
★★★
加工範囲
★★
フロッキー印刷(植毛印刷、起毛印刷)
紙に印刷しているのに織物のように見えるのが特徴です。表面は起毛した布のような感触で、毛足が長ければビロードのようにふさふさと、毛足が短ければ、フェルトのようにマットな質感になります。
耐久性
★
耐光性
★
細かさ
★
コスト
★
加工範囲
★★★
スクラッチ印刷
熱によって膨らむ樹脂パウダーを印刷面に付着させ、熱を加えて盛り上げます。表面はつややかで、UV印刷と比べてやや凹凸気泡のある仕上がりになります。
耐久性
★
耐光性
★
細かさ
★
コスト
★★
加工範囲
★★
特殊加工
グラフィックデザインに関わる加工は多様化が進んでおり、工夫次第で無限のバリエーションが生み出されるといっても過言ではありません。なかでも紙媒体の印刷と関わりが深く、汎用性のある特殊加工をピックアップします。
ニス引き
印刷面を保護して汚れを防いだり、表面のテクスチャを調整して、美的価値を高めます。仕上がりの質感は「グロス」と「マット」があります。
耐久性
★★
耐光性
★★
細かさ
★★★
コスト
★★★
加工範囲
★★★
PP貼り加工
印刷物の表面に接着剤でポリプロピレン(PP)フィルムを貼る加工法です。紙表面のテクスチャを美しく整えるほか、強靱さや耐水性をもたせるために使用することもあります。
耐久性
★★★
耐光性
★★
細かさ
★
コスト
★★
加工範囲
★★
箔押し
高級感を演出するためや強調文字に金や銀の箔押しをするのが一般的ですが、印象的なデザインに仕上げるための手法として様々な色や質感のバリエーションがあります。
耐久性
★★
耐光性
★★★
細かさ
★★★
コスト
★★★
加工範囲
★★
型抜き・窓あき
金属の抜き型を使い、紙の一部を打ち抜く加工です。抜き型の内側の紙を使う「型抜き」と外側の紙を使う場合の「窓あき」があります。
耐久性
★★
耐光性
★
細かさ
★★
コスト
★★★
加工範囲
★★
浮き出し(カラ押し)
上質感や高級感の表現にふさわしく、小ロットにも対応できます。素材に凸をつけるのを「エンボス」、凹をつけるのを「デボス」といいます。
耐久性
★★★
耐光性
★★
細かさ
★★★
コスト
★★★
加工範囲
★★